フェロー語 #1
フェロー語のリソース、基本的に英語ばっかなので 英語で読んだ内容を噛み砕いて、ここに日本語で書いていきます。
基本的にFAROESE A Language Course for Beginners TEXTBOOK by Jonathan Adams and Hjalmar P. Petersenをメインに、Redditや海外コミュニティの情報を集めて日本語でまとめていきます。
系統
フェロー語は、アイスランドの近くにあるフェロー諸島で話されている超マイナー言語
話者数はせいぜい数万人規模で、UNESCO の分類では一番上から二番目の脆弱カテゴリー
インド・ヨーロッパ語族 → ゲルマン語派 → 北ゲルマン語群 → 西スカンディナヴィア諸語
いわゆる「北欧語」の一員
近縁関係
近い言語を挙げると、
アイスランド語 → 一番近い。ほぼ兄弟
ノルウェー語 → 祖先は同じだが、かなり簡略化された
デンマーク語 → 支配言語だったけど、構造はだいぶ違う
イメージとしては、アイスランド語ぐらい古風だけど、発音がもっと崩壊している
文字(正書法):古ノルド語寄りでかなり保守的
実際の発音:英語みたいに音脱落・同化・弱化が激しい
つまり、
見た目は中世、音は現代みたいな言語
英語では消えたものが全部残ってる
英語では時代とともに消えた、めんどくさい要素が フェロー語には 全部残ってる。
名詞:3性(男性・女性・中性)
格:主格・対格・与格(+属格の痕跡)
動詞:人称変化あり
冠詞:後置定冠詞
具体的な特徴
フェロー語で一番おもしろい(そして厄介な)ところ。
フェロー語は、意味よりも 形(形態論) が強い。
人間でも中性名詞になる
無生物でも男性・女性になる
性別は意味じゃなくて 語尾 で決まる
これは、
分析的言語(英語) → 屈折語(フェロー語)
という違いが、かなり露骨に出てる(分析的言語では文法は語順や語の組み合わせで表されるが、 屈折語では文法そのものが単語の形に埋め込まれている)
例えば極端な例が子供(barn)は中性名詞扱いなので、英語で言ったら
heでもsheでもなく常にit扱いになる。(これは性別が分かっていても同様)