2025/12/31 カテゴリ: notes

フェロー語 #1

フェロー語のリソース、基本的に英語ばっかなので 英語で読んだ内容を噛み砕いて、ここに日本語で書いていきます。

基本的にFAROESE A Language Course for Beginners TEXTBOOK by Jonathan Adams and Hjalmar P. Petersenをメインに、Redditや海外コミュニティの情報を集めて日本語でまとめていきます。

系統

フェロー語は、アイスランドの近くにあるフェロー諸島で話されている超マイナー言語

話者数はせいぜい数万人規模で、UNESCO の分類では一番上から二番目の脆弱カテゴリー

インド・ヨーロッパ語族 → ゲルマン語派 → 北ゲルマン語群 → 西スカンディナヴィア諸語

いわゆる「北欧語」の一員

近縁関係

近い言語を挙げると、

アイスランド語 → 一番近い。ほぼ兄弟

ノルウェー語 → 祖先は同じだが、かなり簡略化された

デンマーク語 → 支配言語だったけど、構造はだいぶ違う

イメージとしては、アイスランド語ぐらい古風だけど、発音がもっと崩壊している

文字(正書法):古ノルド語寄りでかなり保守的

実際の発音:英語みたいに音脱落・同化・弱化が激しい

つまり、

見た目は中世、音は現代みたいな言語

英語では消えたものが全部残ってる

英語では時代とともに消えた、めんどくさい要素が フェロー語には 全部残ってる。

名詞:3性(男性・女性・中性)

格:主格・対格・与格(+属格の痕跡)

動詞:人称変化あり

冠詞:後置定冠詞

具体的な特徴

フェロー語で一番おもしろい(そして厄介な)ところ。

フェロー語は、意味よりも 形(形態論) が強い。

人間でも中性名詞になる

無生物でも男性・女性になる

性別は意味じゃなくて 語尾 で決まる

これは、

分析的言語(英語) → 屈折語(フェロー語)

という違いが、かなり露骨に出てる(分析的言語では文法は語順や語の組み合わせで表されるが、 屈折語では文法そのものが単語の形に埋め込まれている)

例えば極端な例が子供(barn)は中性名詞扱いなので、英語で言ったら

heでもsheでもなく常にit扱いになる。(これは性別が分かっていても同様)